ルイスポールセンの画像

1.ルイス・ポールセンについて

1874年に創業した北欧デンマークの照明ブランド。近代照明のルーツといわれ、世界の照明デザインに大きな影響を与えている“北欧のあかり”となっています。形態は機能に従うというスカンジナビアデザインの伝統に基づく製品づくりを実践しており、どのデザインも自然の光のリズムを反映し、目的を持った全てのディティールは視覚的にも美しい製品として住宅から公共建築、街並みの照明のためのグローバルトップブランドの一つとして地位を築いています。

 


2.ルイス・ポールセンのライティング レッスン

フォルムの美しさではなく“光のあたり方がどうあるべきか”を考えたルイス・ポールセンの照明。室内では、どんな光がふさわしいのでしょうか。

 

「・良い照明にとっては眩しい光(グレア)が最大の障害です。視界のなかに眩しい光が入り込むと、部屋をくっきり見渡せないからです。

 

・照明には大きく分けて、部屋全体に光をひろげる全般照明と、タスクライトのように限られたコーナーに光を集める部分照明があります。2つをバランスよく組み合わせることで部屋に立体感が生まれ、スペースが広々と感じられ、くつろいだ雰囲気をつくります。

 

・テーブルの上のペンダント、ソファーサイドのフロアランプ、部屋のコーナーに光をためるテーブルランプなどを、機能的に複数組み合わせましょう。

 

・それぞれの照明器具がどの方向に光を放つタイプなのかに注目しましょう。下向き(テーブルや床面)、上向き(天井面)、横向き(壁面)など、いくつかのタイプを適切に組合せて複数のライト・エリアをつくると、部屋に立体感が生まれます。全方向に光を発する全般照明用の器具は、明るくしすぎないのがコツです。

 

・くつろぐための場所では、ダウンライトやスポットライトのシャープな光を人に向けてはいけません。眩しさが目に入りますし、照らされる人の表情も柔らかさを失います。」

“Design to Shape Light residental items 2017 ver.2” louis poulsen

 


3.【3枚シェードのPHランプ】

louispolusen-ph5_classicの画像

PHランプの特徴は、グレア(眩しさ)をまったく外に出さず、大部分の光を下方に集め、ランプ自体も自らの光で照らす機能美を備えたデザイン。

ポール・ヘニングセンが残した、数枚のシェードと内部の反射板(リフレクター)との巧みな組み合わせにより直接光源の見えない「グレアフリー」は、現在も引き継がれています。また光色を補正するため、リフレクターと器具内部に青と赤の塗装を配し、光を中和させることにより理想的な光を実現しました。

 

もっとも特徴的な対数螺旋の発想は、独特の曲線をシェードに持たせることにより、その中心に置いた光源からの光がシェードのどの部分にも同じ角度で当り、光のコントロールを容易にする事により理想的な光の拡散を実現しました。

 “ルイス・ポールセン オフィシャルウェブサイト”

https://www.louispoulsen.com/ja-jp/private

4.PHに代表されるデザイナー

ハンスJ.ウェグナーの画像

POUL HENNINGSENポール・ヘニングセン/コペンハーゲン 1894-1967)

1894年生まれ。20世紀のデンマーク文化に多大な影響を与えた偉大な人物の一人であり、ジャーナリストや作家としても活動してきました。伝統的な機能的建築をキャリアスタートとした後に興味を照明に移し、照明分野のパイオニアとして生涯で数百点もの照明をデザインしています。その優れたデザイン、クラフトマンシップと品質は今日の照明文化においてもなお重要な意義を持ち続けています。

 


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