北欧家具を代表するデザイナー

 

アルネ・ヤコブセンの画像

Arne Emil Jacobsen(アルネ・ヤコブセン/デンマーク 1902-1971)

『スワンチェア』『エッグチェア』『セブンチェア』などの家具作品を続けて発表し1956年に竣工したデンマーク国内初の高層ビルであるSASロイヤルホテル(現・ラディソンブルーロイヤルホテル)では建物の設計からインテリアデザイン、照明やドアノブ、食器類などの細部までを一貫して手がけた。1964年のオックスフォード大学セント・キャサリン・カレッジでは加えてランドスケープデザインも手がけるなど建築に関わるすべてのもののデザインに携わる姿勢はヤコブセンの特徴の一つである。


フィンユールの画像

Finn Juhl(フィン・ユール/デンマーク 1912-1989)

北欧デザインの巨匠と呼ばれるフィン・ユールは、建築家、家具デザイナーである。椅子、インテリアデザインから日用品に至るまで、独特のフォルムはもはや美術品の域にまで達していると賞される。代表的な椅子に、ソファポエト、ペリカンチェア、イージーチェアなどがある。


ハンスJ.ウェグナーの画像

Hans Jørgensen Wegner(ハンス・J・ウェグナー/デンマーク 1914-2007)

「PP-501ザ・チェア(1949)」アメリカ大統領選のテレビ討論の際にケネディ大統領が使用したことで有名。「CH-24Yチェア(1950)」も手がけ世界で最も売れたイスのひとつといわれている。1940年から1943年にかけて、アルネ・ヤコブセンの事務所に勤務。オルフス市庁舎の家具デザインの設計に携わりその後、独立した。



ミッドセンチュリー家具を代表するデザイナー

 

ジョージ・ネルソンの画像

George Nelson(ジョージ・ネルソン1908–1986)

1946年から20年間ハーマン・ミラー社でデザイン部長を務め、当時無名だったチャールズ・イームズ、レイ・イームズ夫妻の才能を見出し、同社のデザイナーとして起用する。他にもイサム・ノグチ、エーロ・サーリネンらを招き、同社を一躍世界的な家具メーカーへと成長させ自身もデザイナーとして活躍した。マシュマロベンチ、Nelson Clock Series、Nelson Platform Benchなどの名作家具を残した。


イームズの画像

Charles and Ray Eames(チャールズ&レイ・イームズ1907–1978/1912–1988)

ポテトチップのように見える椅子。野球のグラブに似た椅子、波型のフォールディング・スクリーンなど 冒険心をたっぷりと持つチャールズ&レイ・イームズ夫妻は、好奇心と果てしない熱情を創作に注ぎこんだ。すっきりとして現代的で、遊び心と機能性を備え、洗練されていてシンプルで美しい。


イサム・ノグチの画像

Isamu Noguchi (イサム・ノグチ  アメリカ/日系・1904-1988)

アメリカ合衆国ロサンゼルス生まれの彫刻家、画家、インテリアデザイナー、造園家・作庭家、舞台芸術家。日系アメリカ人である。日本名:野口 勇。ノグチの作品は繊細でありながら大胆、伝統を踏まえつつモダンであり、多様な芸術分野を統合したあらたな表現方法を確立した。1947年にハーマン・ミラー社からガラス板のノグチ・テーブルを発表。日本の伝統的な提灯の素材から着想を得て1951年にデザインしたAKARI(あかり)ランプなどのノグチによるデザインは、現在も製造され続けている。