05. SIMPLE HOUSE
2013年9月からハコイエのオーナーとなったMさんにハコイエ暮らしについてお話を伺いました。
〈建物概要〉
ご住所:島田市三ツ合町
竣工年月:2013年9月
延床面積:115.10㎡(34坪)
2階建て 4LDK
〈家族構成〉祖母+ご夫婦
+お子さま2人
シンプルだけど、こだわりの家づくり。
「白い家、そして無垢の床にこだわって家づくりをしました。」ご主人のお気に入りはなんといっても無垢の床。ダイニングテーブルセットやテレビ台など、床の色にあわせて木の家具を探したそうです。白い壁と天井、明るい色の家具で統一されたリビングは、とても広く感じられます。「ダイニングの LE KLINTの照明、気に入ってます!」なめらかな曲線、球体のライトは遊び心がありやわらかな光で部屋を演出しています。
「パントリーに食器や食材を入れて、キッチンに空いているスペースを確保できました。」出来上がったお料理をすこしの間、置いておくスペースがないといった声をよく聞きます。収納スペースを活用して部屋を広く使いたい…そんな思いから生まれたアイデアが日常を快適にしてくれているようです。また、洗面室にも可動式の棚のある収納庫を作りバスタオルや家族の衣類を入れられるスペースも確保されています。
「いろんな見学会にいったけど、見たのはハウスメーカーの家でモダンな雰囲気が多く物足りなさを感じてきて、だんだん木のやさしさが伝わるお家にしたくなったんです。HACOに決めたのもシンプルで暖かみのあるお家が建てられそうだったから。」とおっしゃる奥様は北欧が大好き。今の楽しみは北欧テイストの小物をひとつひとつ増やしていくことだそうです。
見学会を見てまわっていた時、ご主人の同級生がHACOで働いていたこともあり、話しだけ聞いてみようと思ったのもきっかけ。「気がついたら、同級生と一緒に家を建ててました。」(笑)
リビングを通って、2階へ続く階段がコミュニケーションのカギ。
「2階へ行くには、リビングを通って階段で上がります。その方が子供たちが大きくなっても言葉を交わすかなと思って。」奥様のご実家は廊下に階段があり、リビングを見なくても自分の部屋に上がることができたそうです。でも家族のコミュニケーションを考えて、思い切ってリビングから2階へ続く階段をつくりました。「今はまだ子供たちが小さいので実感はないのですが、子供たちが大きくなったらきっとここに階段を作ってよかったと感じると思います。」ランドセルを背負って学校から帰ってきたお子様たちが元気に「ただいま~」と階段を駆け上がっていく様子が目に浮かびますね。
「キッチンから見えるリビングにおもちゃがあるので、子供たちはいつもそこで遊んでいます。家事をしながら子供たちの様子がわかるので安心です。」奥様のお友達がお子様を連れて遊びにきても、リビングでお茶をしながら子供たちと一緒に過ごすスタイルが多いのだとか。
6歳と4歳の二人のお子様の部屋は、2階に用意されています。でも今はまだリビングで一緒に過ごすことが多く、お部屋は何も置いていない真っ白なキャンバスのよう。「子供たちが大きくなって、一緒にカーテンを選んだりするのが楽しみです。」女の子の部屋には窓が3つ並んでいて、お姫様の住んでいるお城の雰囲気です。外からもこの窓がアクセントになっています。
「おもちゃを2階へ移したら、壁に木棚をつけて小物を置き、もっと北欧テイストにしたいです。子供たちが2階に行っちゃうのは、ちょっと寂しいんですけどね。」シンプルなので、部屋の模様替えは自由自在。「キッチンにタイルをつけようかとも思ったんですが、そのころは部屋のイメージが固まってなくて、シンプルなままで進めました。でも今となっては、それもあとのお楽しみってことでよかったのかな。」
家づくりをはじめた時には、想像していなかった物も増えました。「子供の自転車を2台と大型バイクを買ったんです。バイク置き場もどんな感じにしようかって、今話し合ってるんです。」ご主人の趣味は大型バイクでのツーリング。つい先日もバイクショップの集まりで、総勢70台で箱根までツーリングに行ってこられたそうです。リビングに家族みんなで集まって、お家をどんな空間にするか話し合う。これも“ハコイエ暮らし”の醍醐味かもしれません。