02. SPACIOUS HOUSE

2014年6月からハコイエのオーナーとなったOさんにハコイエ暮らしについてお話を伺いました。

〈建物概要〉ご住所:静岡市葵区北安東  竣工年月:2014年6月    延床面積:98.12㎡(29.67坪) 2階建て 3LDK(2階リビング)

      ご家族構成 ご夫婦+お子さま1人


O様の住まいの間取りは、1階に寝室や洗面・バスルームなどの水廻り、2階にリビングと子供部屋というスタイル。家づくりのきっかけからお話を伺いました。

ハコイエとの出会いは、偶然通りかかったハウスモデル。

「社宅に住めるのが10年間だったので、時期を見て土地探しからはじめました。親が広告で見つけてきた土地で商談に入ってから、知り合いの不動産だったことがわかって、なんだかほっとして…購入を決めることにつながりました。」土地が決まればあとは建物。そこからはあっという間だったそう。「展示場やハウスメーカーを5社くらいまわったり、見学会にも行ったけど、どこもピンとこなくて。たまたま通りかかった道で妻がハコイエのハウスモデルを見つけて、見学させてもらったらすごく気に入ったんです。家づくりでやりたかったことが実際にできるんだ!と確信しましたね。ハウスモデルの見学のあとは、施工例の中で気になった実際の家を見学させてもらって、すぐに決めました。」


テーマは趣味を生かした家づくり。

ご主人の趣味はサーフィンに釣り、DIYと幅広い。サーフィンのために仲間と海外へも出向くのだそう。「海外だと今はインドネシアのバリにはまっています。静岡の海へは毎週末行っているから、年間100日くらいは行っていますね。だから家を持つならサーフボード置き場は絶対!むしろそこが切り口でもありました。」O様の家は玄関扉の外にもウエットスーツがかけられるフックが取り付けられ、玄関を入ってすぐには広い土間、その先に洗面所を設けています。土間の壁には、無造作に飛んだペンキやキズのある足場板を使ったのもこだわりのひとつ。サーフボードやウエットスーツがかけられるように、ご主人自ら壁に金具を取り付けられたのだとか。ご主人の大切なアイテムを味わい深く魅せていました。

「玄関扉もタッチキーだから、海から帰ってきたらスーツを抱えたままでも楽に扉を開けられて、干すのも洗うのもすぐにできる。とにかくラクになりました。」玄関のタッチキーは2階のリビングからも開錠・施錠が可能なのも便利なんだとか。住宅提案の中で重要なのは「知ってもらう」ということ。初めての家づくりをする中で、多くの人は、知っていることのほうが少ないはず。そんな中での細やかな提案ができるのも、HACOのディレクターの強みなのです。


2階リビングが叶えてくれた、のびやかな暮らし。

街中や住宅街での建築プランは吹き抜けや2階リビングが採光の選択条件になるのが一般的。「2階リビングでよかったです!リビングを広くとるのは絶対ゆずれなかったけど、1階にリビングをもってきていたらこんなに広くはできなかったし、外からの視線が気にならないのが本当に良いと思いました。」2階のリビングは大きな窓から入る光で満たされ、明るい室内空間。「リビングが広いので、いつも娘と走り回って遊んでいます。住んでから、子供がのびのびしたように感じますね。」


初期のプランからほぼ変更がない中で、階段上の吹き抜け部分だけは空調のことを考え、壁を設けたのだそう。壁ができてリビングの開放感を狭めてしまうことには、壁に大きな窓をつくることで解消。空調に悩まされることなく、リビングに差し込む明るい光を階段へも行き届かせることができるようになりました。


家づくりはまだまだ、これから。

家を建てることにあたって「オシャレな家を」とは特に思っていなかったというO様ですが、家が建ってからはこれまでに見なかったインテリアの雑誌も買うようになったのだそう。「まだ物が少なくてすっきりしているので、もっとグリーンとかインテリアも増やしていきたいと思っているんです。キッチンの上からキッチンツールを吊るすようなディスプレイもいいなと思って、古材とか金具を使って自分でつくれないかなと計画中です。」スポーツやアウトドアに限らず、古材を使った表札やボックス、ビーズのアクセサリーなど、多種多様にものづくりをたのしむご主人には「これからの家づくり」という新たな趣味が加わったようです。

家づくりで重要視したリビングの空間づくりで、ご夫婦が特に悩まれたのは「色」だったのだとか。「はじめは床の色もウォルナット調の色で考えていたのですが、HACOさんからの提案で明るい色味のラスティックオークに変更しました。これがすごくよかった!子供部屋のドアも、僕らは濃い目の茶色かな~と思っていたけど、ブラックのドアを提案されて。提案を受けてからインテリアの雑誌などを見てて、ブラックをポイント使いにしていることに気づいたんです。空間が引き締まるなって。」階段の窓枠・ペンダントライト・ドアのブラック、キッチンの壁とシェルチェアのブルーをポイント使いに、ラスティックオークのやわらかな色の馴染み方は絶妙なバランスに仕上げることができました。


「家が建ってからは家呑みがすごく増えちゃいました…音楽を聴きながら、このソファダイニングでお酒を呑むのがたのしいんです。」

趣味や好きなことに没頭しながらも、家族との時間を大事に、楽しく過ごせる家。それが家づくりにとって一番欠かせないことなのかもしれません。